商品コンセプトメイク

コンセプトメイクについてわかりやすく説明します。

コンセプトとは、辞書で調べてみると
「概念」
「ミッション」
「理念」
というような意味合いを持っています。
商品を売るときには、一貫性というものがとても大切です。言っていることがぶれたり矛盾していると、人は離れて行ってしまいます。
マーケティングにおいては、そのための軸がコンセプトということになります。
コンセプトが違えば反応する人も違うので、細かく決めていくのが大事です。売りたいモノを売るのではなく、顧客のニーズを考えてコンセプトメイキングをして行きましょう。
反面、最初から完璧に作りこみすぎないことも大切です。完璧を目指してしまうと永遠に完成しないので、走りながら考える視点も大切になってきます。

コンセプトメイキングの材料をそろえる
まず色々な視点・手法からコンセプトメイキングのための材料をそろえていきましょう。

■SEEDS・WANTS・NEEDS
まず自分を客観視し、世の中に求められていることとのすり合わせを行います。
S・・・自分の与えられること
W・・・やりたいこと
N・・・世の中に求められていること

■3c分析
〇c1・・・ライバル分析
競合他社を3つほどピックアップし細かく分析します。
たとえばブログやLPからどう誘導しているか?広告媒体は?SNSでは何を発信しているか?ターゲットは?など。
そこから欠点を導き、自分はどうすればライバルに勝てるのか分析します。

〇c2・・・自分の分析
自分の商品について分析します。
自分のターゲット、アピールポイントやキャッチコピー、ブランディングについて分析します。
既存顧客がいれば、購入に至ったきっかけの媒体や理由などアンケートを取るのもいいですね。

〇C3・・・顧客分析
ペルソナをもとに、
知恵袋サイトやYouTube、SNS、各種プラットフォームなどで
顧客を分析します。
(ペルソナとは仮想の顧客像です。
年齢と性別によってざっくりと定めたターゲット層では、要望や悩み、
ニーズは千差万別すぎて何を売ったらいいか判断できません。
仮想の顧客を作り出し、プロフィール・価値観・ライフスタイル・学歴から体形・趣味嗜好などを掘り下げることで、自分の顧客の具体的な悩みやニーズを分析しやすくするというマーケティングの手法です。)

■STP分析
S・・・セグメント(分けること)
T・・・ターゲティング(狙うこと)
P・・・ポジショニング(ポジションをとる)
とくにポジショニングはとても大事な考え方です。
パイが大きいところで真っ向勝負で戦ってもまず勝てません。
戦わず済むような、競合の少ない立ち位置を狙うことが大切です。

材料がそろったら、それをもとに自分のポジショニングを決める

以上の分析を踏まえて、
・自分の与えらるものと市場のニーズの一致するポイントを探す
・商品のメリット(売りや特徴)、アドバンテージ(比較したときの強み)、ベネフィット(自分が与えられる変化)を考える
・ペルソナにとって親しみのある、信頼できる言葉遣いやデザインを選ぶ(普段読んでいる雑誌やメディアサイトのフォントや色遣いをマネする)
・すでにあるものを足したり引いたり掛け合わせる

以上の手順でコンセプトメイキングを行っていきます。
顧客に「自分でも実践できそう」と思ってもらえることが大切です。
分析に基づいたコンセプトメイキングをして、ぜひあなたのマーケティングに役立ててくださいね。

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